往診の獣医師たちが集まる協会「一般社団法人 往診獣医師協会」では、年に4回、フリーペーパーを発行することにいたしました。獣医師協会なんて堅苦しいイメージがあるかもしれません。私たちは、一般的な動物病院を飛び出して、「往診」としてご自宅で診察をすることが大切だと思う獣医師です。 ●なぜご自宅での診察が大切なのか?往診というと、寝たきりのシニアの子や動物病院が嫌いな子、通院が難しいような高齢の飼い主様が利用するイメージが強いかもしれません。でも、動物病院では緊張してしまって普段の様子を見せてくれない子も、実はご自宅で診察することで普段の様子を観察することができます。いつもいるお部屋の様子から、ちょっとした生活のアドバイスをすることができるのも往診ならではだと思います。 ●往診はどうやってお願いするの?何か準備は必要?往診で診察を希望する場合、協会ホームページからご自宅近くの往診専門動物病院を検索してみましょう。そこから各先生の病院ホームページに飛ぶことができます。 まずは電話やメールなどで気になる症状などを問い合わせてみてください。ほとんどの先生が車で診察に伺っています。車を停められるスペースをお知らせください。ご自宅では動物さんと飼い主様、獣医師がいられるスペースがあればどこでも診察が可能です。問い合わせの際に診察場所についても相談してみてくださいね。 ●往診専門獣医師の思い往診専門獣医師は、動物たちが何歳になっても、飼い主様が何歳になっても、きちんとした獣医療を提供し、最期の時が来るまで穏やかに過ごせるサポートをしたいと考えています。時には往診だけではサポートできず、近隣の動物病院へ協力をお願いすることもあるかもしれませんが、 飼い主様が不安な気持ちになる時はゆっくりとお話を聞いて可能な限りアドバイスさせていただきます。おうちの子の幸せを叶えるために、飼い主様と一緒に往診獣医師が寄り添うことができたら幸せです。
12/5(火) 21時半〜 オンライン交流会を開催いたします。 往診獣医師協会では、年に2回会員の先生方の交流会を行っています。 すでに往診開業されている先生は診療のやり方の相談。 これから往診開業される先生は診察のやり方や開業の仕方などの相談。 賛助企業様からの往診に役立つ情報提供の時間もあります。 いつも約2時間の交流会時間はあっという間に過ぎてしまいます。 会員数もどんどん増えてきましたので交流会は5〜6人のグループに分かれて行っています。 大人数だと聞きたいことが聞けない、、、という心配もなくお話いただけると思います。 会員の先生にはすでにメールにて参加可否のアンケートをお送りしておりますのでお答えください。 まだ会員ではない先生、往診に興味のある先生は、協会HP会員登録からお願いします。 当協会では往診診療を行う獣医師が増え、「病院に連れて行けない子」達にも獣医療が届けられるよう願っています。
往診獣医師協会 会員獣医師各位 当協会の賛助会員企業様からご提供いただいておりますサービスについて、改めてご紹介します。 【テルコム株式会社様より】 酸素発生機無料レンタルを提供いただいています。 こちらは往診獣医師へ酸素発生機を一台無料で貸与していただけるサービスです。 急に酸素が必要になったときでも往診車に酸素発生機を乗せておけば安心。飼主様が酸素発生機をレンタルするまでの間、獣医師が飼主様へ一時的に貸し出すことができます。 【共立製薬様より】 往診獣医師協会の働きかけにより、獣医師からの希望が多かったロイヤルカナン「Dライン」について、一定の条件を満たせば往診のみで開業している獣医師でも購入が可能となりました。 【株式会社QIX様より】 事業者賠償補償『protect+』という往診獣医師向けの保険が販売開始されました。 往診先で診療中に動物が暴れて飼主様に怪我を負わせてしまった、飼主様の私物や家財道具を壊してしまった、などの「往診獣医師のもしも」に備えられる保険です。 詳細は、当HPトップの賛助会員様リンクより各企業へ直接お問い合わせください。 今後も日々の診療業務に役立つ情報発信やイベント開催を予定していますので、どうぞ宜しくお願い致します。 往診獣医師協会
今回は、外傷性後肢麻痺のわんちゃんの車いす製作をお手伝いしましたのでご紹介します! この子は事故により両方の後脚が麻痺してしまい、自力で歩けなくなってしまいました。 飼い主さんは、車いすについて教えてほしい、リハビリをお願いしたい、ということで往診での診察を依頼されました。 最初にご自宅に訪問したときは事故から1ヶ月が経とうとしているところでした。 医療センターでの集中治療を受け、幸い一命は取り留めたものの、食欲や元気がなく、、。 お散歩が大好きだったというこの子は、突然自分の体が思うように動かせなくなってしまい戸惑っている様子。とても不安げな顔をしていたのが印象的な子でした。 この子にもう一度歩けるようになってほしい、とにかく元気になってほしいというのが飼い主さんのお願いでした。 車椅子を製作している工房さんをご紹介し、後日、みんなで一緒に採寸をしました。 初めは進み方がわからず戸惑っている様子でしたが、1週間もすれば自分で行きたい方向に進めるようになりました!とのこと。 少しずつ外へ出るようになり、表情も明るくなった気がしますね。 すっかり食欲も戻り、今はリハビリや漢方治療などを頑張ってくれています!
【お知らせ】オンライン交流会の開催のご案内 獣医師の皆様へお知らせです! 往診獣医師協会は、全国へ広がる会員の先生方へ交流の場を提供するため、オンライン交流会を開催いたします。 これから往診開業を考えている先生方も、当協会のB会員に入会いただけますと交流会に参加できます。 この機会に往診開業をしている先生からリアルなお話を聞いてみませんか? 【開催概要】 日程:6月6日(火曜日) 時間:午後21時30分〜午後22時40分(予定) プラットフォーム:Zoom(参加用リンクは後日お知らせします) このオンライン交流会は会員獣医師の8割ほどが参加予定で、日頃の診療についての疑問について情報交換をする絶好の機会です。 また、賛助会員企業様をお招きし、短い時間ではありますが新しいお薬やサービスについてのPRも予定しています。往診に役立つ新たな情報を得ることができるでしょう。 ぜひご参加ください! 申し込み方法: 入会のご案内からお申し込みください。 オンライン交流会に参加をご希望の方は5月末日までに入会申込みをお願いいたします。以降の申込みは来期の交流会(12月開催予定)から参加できます。 交流会参加者数には限りはありません。 どうぞよろしくお願いいたします! 往診獣医師協会