先日、往診獣医師協会主催で阿部美奈子先生にグリーフケアのセミナーを行っていただきました。
グリーフケア…恥ずかしながら、ペットが亡くなった後の、飼い主様に対するペットロスのケアだと思っていました…。私が今回の気づきで印象的だったのは下記です。
グリーフとは「喪失によっておこる心と身体の反応」
・ペットが生きているときから人間におこる
→病気による当たり前の毎日の喪失、もしこの子がいなくなったらと喪失の予期など
・ペットにも人間同様グリーフがおこる
→病名・検査結果を聞いて飼い主様が悲しそう=なんだかとても不安
飼い主様が泣いたり辛そうな顔をする時間が増えた=安心な当たり前の毎日の喪失
言葉を話せないからこそ、空気を読み取る才能に長けているペットたち。
人間同士が話し合う、雰囲気や表情、言葉のトーンなどに私たちが思っている以上に不安を感じるんですね。今まではペットたちの痛みや苦しさを軽減することに重きを置いてきましたが、プラスして、ペットが安心して生活できる空間を、飼い主様とともに作り上げることも意識していこうと感じさせられました。こういう面においては、ご自宅に入って診療をさせていただいている往診獣医師はお力になれることが多いですね!
とても大きな気づきをいただいた貴重なセミナー時間でした。
阿部美奈子先生のご活動・ご活躍についてはこちらから↓↓