気を付けること
2022/10/17
他院にかかるとき、気をつけることは?
かかりつけ動物病院に通院しているけど、負担を減らすため往診でできることは往診でお願いしたい、という方は増えています。
持病を抱えている子や高齢の子、病院が苦手な子は、うまく病院を併用できるといいですよね。
複数の病院にかかるとき、気をつけなければいけない事があります。
まずひとつ目は、病状を正しく説明できるようにしておくこと。
ふたつ目は、服用しているお薬について正しく説明できるようにしておくこと。
初診時には、この2項目(既往歴と服薬歴)について獣医師から質問されることが多いです。
うちの子の病気やお薬について説明できますか?
知っておくべきポイントについて確認していきましょう。
既往歴について
①いつから?
何歳の頃から症状があるのか、いつから治療しているのか、時系列で説明できるようにメモを残しておきましょう。
②何の検査をした?
いつ何の検査を受けたかメモを残しておきましょう。胸のレントゲン検査をした、お腹の超音波検査をした、頭のMRIを撮った、など。
血液検査、と一言で言ってもたくさんの項目があります。一般生化学検査、猫エイズウイルスの血液検査、副腎ホルモンの血液検査、など。
検査結果は紙でもらい保管しておきましょう。
③診断名は?
診断が出ている場合は病名を聞きましょう。
肝臓が悪いと言われた、心臓が悪いと言われた、だけではおおまかな病状しか獣医師に伝わりません。
かかりつけ医に『この子の病名はなんですか?』と聞いておきましょう。
診察室で改めて聞きにくい場合は、受付などで看護師さんにお願いし、先生に確認してきてもらってもいいですね。
服薬歴について
①薬の名前は?
薬品名とmg数を聞いておきましょう。
錠剤のシートや薬袋に書いてある場合もあります。
分割錠や粉薬、シロップ剤などは書かれていない場合が多いので、受け取る際に確認しましょう。
同じ成分の薬でも、病院によって取り扱っているメーカー(商品名)が違う場合があります。
心臓の白い錠剤を飲んでいる、オレンジ色の粉薬を飲んでいる、などでは他院の獣医師には伝わりません。
②いつから服薬してる?
薬の種類が増えてくると、どのお薬をいつから飲み始めたかわからなくなることがあります。
日付け入りの薬袋や明細を残しておきましょう。
病気や薬のことは、往診を依頼するときに限らず夜間に救急病院を受診する際にも必要な情報です。
いざ受診するときに慌てることがないよう、日頃からうち