尿検査でわかること

お知らせ

前回は採尿の方法についてご紹介しました。尿検査でどんなことがわかるのでしょうか。

尿は、血液を腎臓で濾過し、尿細管を通り、膀胱に貯蓄され、尿道を通って排泄されます。

尿検査は腎臓や膀胱などの泌尿器系だけでなく、さまざまな病気の早期発見に役立ちます。

今回は尿検査でどんなことを調べているのかご紹介します。

1、尿の色調と混濁、臭い

正常な尿は淡黄色〜黄色で透明です。極端に薄い、オレンジ〜赤褐色、濁っている、異臭がするなどは注意です。

2、尿試験紙

潜血、ケトン体、ビリルビン、ウロビリノーゲン、たんぱく質、ブドウ糖、PHについて試験紙の色調変化をもとに調べます。尿糖やケトン体が出ていると糖尿病の疑い、潜血やPHの上昇があれば膀胱炎などの可能性を考えます。

3、尿比重の測定

屈折計を用いて尿比重を測定し腎臓の尿濃縮能を確認します。腎機能が低下してくるとおしっこが薄くなってきますので慢性腎臓病の早期発見に役立ちます。

4、顕微鏡による尿沈渣の観察

尿を遠心分離して沈殿したものを顕微鏡で観察します。染色液で染色することもあります。尿結石や結晶、円柱、赤血球や白血球、細菌などの病原体や癌などの細胞が出ていないかを観察します。

尿を調べるだけで体のいろんな情報がわかるのですね。

尿検査は大きな機械が必要ないため、往診でも行うことができます。

しかも尿を提出するだけなのでワンちゃんや猫ちゃんにとって負担がかかりません。

健康診断の一環として尿検査を受けてみてはいかがでしょうか。

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